G・D・Fが三位一体となって
初めてWebプロジェクトは成功する

こんにちは。株式会社ゴールデザインフォースの代表取締役、経営コンサルタント、Web戦略コンサルタントの小山茂樹です。
ここでは弊社の経営コンサルティング・Web戦略コンサルティングの思考法の1つとなるGDF法について詳しく踏み込んでご説明できればと思います。GDF法とは凄くシンプルに言うと以下のような思考法となります。
- [1]Webプロジェクトのゴールを設定し(Goal)
- [2]それに合わせたWebでの解決方法をアクションプランとして設計し(Design)
- [3]ゴール達成に向けて、力強く管理、マネジメントを行う(Force)
ここでは、読みやすいように、
ライターとの対話形式でお届けします。
「[1]Webプロジェクトのゴールを設定する」のWebプロジェクトとはどういったものですか?
クライアント様にはWebを活用して何かを変えたい、Web戦略を取り入れたい目的や目標(ゴール)というものがあるわけですが、それを実現するための具体的な計画を「プロジェクト」と銘打っています。プロジェクト化することでクライアント様の意識も高まりますし、きちんと〝自分事〟として捉えていただけるからです。
「実現したい事」で一番多いのは、やはり「売上を伸ばしたい」という事。これは営業戦略にも関わるお話です。次に多いのが「お問い合わせ数を増やしたい」ですが、実は売上の増加とお問い合わせの増加は結果がシンクロするものなので、この2つははほぼセットとして考えています。そしてもうひとつ、組織戦略的なお話としてご相談が多いのが、求人・採用について。お問い合わせフォームからも、採用の応募者数を増やしたいと考えるクライアントは、実は少なくありません。これら3つの課題を、Webを通して解決していく為にプロジェクトを立ち上げ、そこにどういう方々が関わっていくのか、どういうゴールを定めてどういう動きをしていくのかをきっちり決めて、私も同席をして、定期的に打ち合わせをしながら進めていく、というのが基本的なスタイルです。クライアント様も、そのほうが理解しやすいというメリットもあります。
個人事業主の場合は、その方の頭の中にある程度戦略のイメージが出来てしまっている場合が多いのですが、いずれにしてもプロジェクトという枠組みを作る事で目的や問題をどういうツールを使って解決していくのが良いか、「Web戦術」=方法を練っていけますから、やはり、最初の「プロジェクト」設定は重要です。


なるほど。ということは、小山さんがまずはクライアントの考えをきちんと理解する必要があると思いますが、そのためのヒアリングはかなり行うのでしょうか?
はい、特に初期の頃は恐らく仕事全体の中でもヒアリングが7割位占めているかもしれません。
7割!? ヒアリングで結果はほぼ決まる、と言ってもいい位の割合ですね。
そうですね。ヒアリングは、GDF法の「②それに合わせたWebでの解決方法をアクションプランとして設計(Design)」に深く関わる部分です。
これまでの私自身の知見から、事前になんとなく予測できる先様の状況というのはあるのですが、かといって、「御社はこうですよね?」と、こちらから決めつけるように話すことは絶対にしません。まずはクライアントにお話しいただき、私はそれに対してなるべく多くの質問や、御提案をしていきます。対話を重ねていると時折、“言外の情報”のようなものがクライアントの表情や話し方に現れることがあるんですよ。そこを見逃さずにさらに深掘りしていくと、クライアントもそれまで言語化出来ていなかった“モヤモヤした”問題に気づき、「解決したい問題点」を特定出来てプロジェクトの精度が一気に上がる事がある。GDF法では、クライアント様との対話は必須です。お互いの信頼関係を築く為にも不可欠ですし、こういう事はAIには出来ませんからね。
問題の特定がキモであると。
ええ。目的、目標達成の為には問題を解決しないといけませんが、そもそも自分たちが今抱えている「問題」って何なのか。それを正確に把握出来ているのか?
「問題の特定」こそが、解決への第一歩なんですよ。「そんなの当たり前でしょう??」と思うかもしれませんが、意外と、自社の問題点について客観的に、正確に把握する事は難しいものです。特に、「正確に」という点がポイントです。体調不良で考えれば分かりやすいでしょうか。微熱や喉痛が続いて、これは風邪だと自分で判断して市販薬を飲んでも一向に良くならない。結局、お医者さん(=専門家)に診てもらったら、原因はまったく別のウイルス性疾患で、薬も見当違いのものを飲んでいた・・・。どこが悪いのかを把握出来ていない状態で適当な処方箋を適用しても、治る訳がないですよね。
その道のプロではない人が中途半端な知識で物事を判断し、進める事は、ある意味危険を伴います。極端な話、例えば法人であれば、その危険の先には会社の命運を左右するような最悪な事態も起きない保証はありません。逆に、問題さえ特定出来てしまえば、後はほぼ解決出来てようなものです。と、あえてこの場では言わせていただきます、実際にはもちろんその後も大変ではありますが(笑)。


体調不良の事例はとても分かりやすいですね。問題さえ分かれば、Webの活用で大体は解決出来てしまう、という事ですね。
半分はイエスです。でも正直言いますと、私はWebが万能と思っている訳ではないんですよ。
それはどういう意味でしょう?
誤解しないでいただきたいんですが、もちろん当社は経営問題解決の為のWeb戦略支援を行う会社なので、最終的にはWeb戦略を提案出来た方が良いんです。ただ、クライアント様や業界ごとに、抱えている問題の種類や性質みたいなものは全く違います。たとえば飲食業界等はWeb戦略が比較的効果を発揮しやすいですが、印刷業界等ではWeb戦略よりも先に考えるべき事があったりする。最初のヒアリングを徹底して行うのは、その見極めの為です。クライアントにとっての、本来あるべき成功ビジネスモデルをある程度踏まえた上で、その実現にWebが適しているのであればWeb広告やWebサイト等を使ったWeb戦略で攻めれば良いですし、それでは問題解決出来なそうであれば、別の方法を考える。だから、最初からWebでの問題解決を提案しないケースも当然あります。その方が、クライアントも納得しやすいですしね。
まず問題の理解と分析ありき、というアプローチはまさにコンサルティングですね。小山さんの肩書きに、経営コンサルタントとWeb戦略コンサルタントの両方がある意味が分かった気がします。時々ゴールデザインフォースの会社設立をされる前の、経営コンサルタント時代の事もお話されますよね
はい、経営コンサルタントとして勤め人だった時代に、仕事のやり方や思考法に関しては非常に鍛えられまして。前回もお話ししましたが私は経営コンサルタントが天職だと思っていて一生やりたいと思っていますから、どうしても基本的な目線は経営コンサルタントのそれになってしまいます。
起業後、この目線が思った以上にアドバンテージになる事に気付きました。特に、GDF法の「③ゴール達成に向けて、力強く管理、マネジメントを行う(Force)」とは、とても親和性が高いのです。
Web戦略支援やWebマーケティングの会社は、世の中に山程あります。これを読んでくださっている皆さまも、当社以外にも色々な会社のWebサイトを見て比較検討されていると思います。ただ、品質の高いWeb戦略やWebマーケティングについてのWeb戦略コンサルティング業務が出来るところはかなり少なく、そこに加えて「経営コンサルティング業務」も同時に出来るという会社となると、ほぼないはずです。あっても恐ろしい位高いはずです(笑)。Webマーケティングの会社に相談をして、ヒアリングも余りない状態でほぼ開口一番に「問題解決の為にまずSEO対策をしましょう!」と言われ、その通りに半年やってみたけれど売上全く上がらなかったという方、少なくないのではないでしょうか。


当然と言えば当然で、Webマーケティングのコンサルタントは「経営」についてのプロの知見を持っている訳ではないのです。それが悪いと言っているのではありませんが、ただWeb戦略は経営上の判断と密接であり、経営についての素人がWebについてだけアドバイスをしても、問題点の根が深い程問題と解決の歯車が噛み合うのは難しくなります。その点は、是非注意をいただく必要があります。
経営コンサルティングとWeb戦略コンサルティングの両輪を持つのは、他社には簡単に真似出来ないゴールデザインフォースの大きな特徴と言えますね。
そうですね。私が特に中小企業のクライアントと面談させていただく時には、まずはテーマを4つに分けてお話するんです。経営のお話、サービス商品のお話営業についてのお話、そして組織のお話。でもこの4つのお話ができる人というのは、やはりWebだけの会社では相当至難というか・・・。
そうでしょうね、土俵がそもそも違うように思います。
経営コンサルタントを生涯の仕事にしようと突き進んできた中で、諸問題に対するひとつの有効な解決策として「Webを使う」という出会いがあった。そこでこれも大きな武器として取り入れながら、先ほどの4つをGDF法に当てはめてコンサルティングし、問題を解決していくという当社の思考法が出来上がったのです。他にはない私たちだけの強みと言っていいと思います。
言葉は悪いかも知れませんが、巷にはおカネだけ取ってろくにコンサルティングもせず、6ヶ月の契約期間が終わるまでのらりくらりと一応伴走するフリをする、みたいなWebマーケティングやWebコンサルティングの会社、本当に沢山あるんですよ。当社は、私自身のプライドにかけてそんな適当な仕事は一切やりませんので、安心してお任せいただきたいと思っています。
小山さん、ありがとうございました!またお話をお伺い出来る時を楽しみにしています!


















